毎日体操

かみいしづこどもの森では、にじ組において「毎日体操」という文字通り毎日30分欠かさず行う体操遊びを行っています。原則として子どもたちの自由意思と主体性に基づいて活動しているかみいしづこどもの森ですが、毎日体操だけは例外的に全員参加の形をとっています。これまでにご紹介した主体的なこどもたちの集団による育ちを根っこから支える大切な活動です。専門家の指導の下、こどもたちも楽しんで取り組んでくれています。

1.前頭前皮質(前頭前野)の発達を促す

人間の脳の構造が近年明らかになりつつあります。そんな中、人間のちょうどおでこのあたりの脳=前頭前皮質が、人間の理性的な行動、創造性(人間が人間らしくあること)に大きな影響を及ぼすことがわかってきました。「キレるこども」「学級崩壊」といった問題は、こどもたちのコミュニケーション能力の欠如がその大きな理由のひとつ。自分自身の感情をコントロールし、周囲と協調するという社会生活における基本的な力を脳の基礎が出来上がる幼少期にしっかりと身につけることが大切です。
毎日体操は、脳、特に前頭前皮質に直接結び付き、活性化させる動きをさまざまな形で取り入れています。これを毎日繰り返すことによってこどもの精神的な安定感が増し、集団での行動がよりスムーズに展開することが期待できます。

2.体が持つ本来の力を鍛え、あるいは取り戻し、強い体を作る

生活習慣の変化や利便性が向上した現代社会では、これまで生活の中で当たり前に使っていた体の機能や動きが失われつつあります。例えば最近ではしゃがむことが困難なこどもが増えています(和式トイレで用を足せない)。また、姿勢が悪く食事の際落ち着いて座っていられなかったり、体がふにゃふにゃとしてまっすぐ立っていることができないというこどもも見受けられます。これらは、便利になった日常生活の中で体に加わる肉体的なストレスが減り、使わなくなった機能が退化していると考えることもできるでしょう。

毎日体操では、このような「使わなくなった力」「使わなくなった動き」を取り入れ、また、鍛えたい部分を明確にした運動により、体幹の強化を促します。体幹とは、表面にあらわれている筋肉ではなく、体の内側の「幹」ともいえる部分(インナーマッスル)のこと。体の幹、すなわち根幹を鍛えることによって、表面的な力の強さのみではなく、精神と肉体を支える本当の意味で強い体になることを目指しています。

「日々のくらしとまなび」に関する写真をカテゴリー毎にまとめてあります。園の環境、そして、そこで過ごす子供達の姿をぜひご覧ください。

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